片付く暮らし

「告白」人の声に「揺れる」思い

我が家は、子供が一人暮らしを始めるタイミングに片付けたり、漆喰やペンキを塗って暮らしの快適度をアップしてます。

例えば階段は・・

↑beforeです!

こんな感じ。(今回、高い場所の壁にペンキを塗ったのですが、その際とっても活躍してくれた道具がありますので、そのお話はまた追って記事にしていきます)

子供に確認してもらいたかったこと

最近は写真のように、寝室の壁や天井、階段などにペンキや漆喰を塗ったのですが、ズボラーな私が朝起きるのが楽しみになり、2階へいくのも楽しみになりました(笑)

ちなみに家の中を快適にする際、大事なのは実行力継続力。これに関しては、女性の私よりも断然に体力がある夫を巻き込みました(笑)

さらに「やっぱり、やーめた!」と諦めず続けられるように「工程を小さく分ける」など工夫をしました。

階段の壁を塗った時は、翌朝から取り掛かりたかったので、食事作りをしている間に、夫に養生を依頼。養生を前日の夕方に済ませていると翌日、スムーズに取り掛かれますよ。


さて、そんな今回のペンキ塗りは、次男が一人暮らしをするタイミングで始めたことでした。部屋の移動をする際、すでに一人暮らしをしている長男の「思い出の物」が出てきたので「要・不要の確認をお願いしたい」旨を伝えていました。

そして3ヶ月後(笑)ようやく確認にきてくれました。

(↑旅のお土産もたくさん持ってきてくれました!だいぶ食べちゃいましたけど(笑)美味しさビックリしたヌガーとパイナップルケーキ)

いざ!分け始めると・・・

来てくれた長男と、思い出の整理が始まると・・

「世間一般の家ではみんな実家に物を置いてるよ。これくらい置かせてよー」

と言い出しました。

ちょうど様子を見に来た三男が心の声が漏れ始める素直な長男の言葉を聞いて

「他の家は自分の部屋が残ってるから置けるの。でも家はそもそも無いし母さんは、僕が作ってきた小物入れとかも『じゃあ写真撮って捨てようねー』っていう人だからね笑」

と言いました。そして長男と三男一緒になって

「うわ!サイテーだね!」

「信江(私)はやっぱドライすぎるわー」

と共感しあってました(笑)その後も

「人からもらったものってどうしたらいいかわからないんだよねー」

と言う長男に、今度は娘が

「思い出は残すんじゃなくてつくるもんだよ笑」

と名言っぽいツッコミを入れてました(笑)

「〇〇にそう言われたら、もう全部捨てていいような気がしてきたー!」

・・と(笑)最後は一気にスイッチが入った様子で、無事整理を終えました。(それでも無印良品の押し入れサイズの引き出し一個分いっぱいです笑)


ちなみに子供たちの「思い出の物」の量は、私が「家に置いていてもいい」と思っている量になります。

ですので「子供たちの物」であり、同時に「私の思い出」として今、残している量でもあります。

心揺れたのは

今回子供たちの協力の元、スムーズに整理を終えた・・かに見えなすが、実はちょっと心が揺れたことがありました。

それは・・・

「これくらいいいじゃん!」「普通は・・」

という言葉。この言葉を聞くと

「確かに」「これくらいはいいのかな・・」

と思いますし、

引き出しの中がスカスカの他の兄弟の引き出しへ「ちょっと入れさせてもらおう!」と思ったりしました(笑)

また、三男の言葉を思い出して、

子供がわたしたちを想って作ってくれた作品に対して私は「写真撮って捨てましょう!」と言ったことに対して罪悪感みたいなのもくすぐられました。

「子供たちは、悲しかったんじゃない?」「本当のところはどう感じただろう?」「悲しかったかな・・」

などと考えて「私が我慢すればいいでは?」なんて想ったりも・・一瞬ですがありました。

そんな風にいろんなことを思った私でしたが、

もし私が「罪悪感」や「我慢」の方向に向かった場合、

私にとっては快適ではない

ということが今はわかります。

なぜかというと私の場合、自分の気持ちに蓋をするとよりオニババになるから。

嫌なのに子供に合わせる

例えば今回の場合、見直してほしい物が、3ヶ月間、私たちの寝室に置いてあっただけで(笑)かなりモヤモヤしましたし、

「要不要の確認に来て!」とメッセージ送っているにも関わらず、なかなか反応しない長男にモヤっとしましたし・・・・・・(笑)

こんなことくらいでイラっとする私は、心が狭い?!とも思うのですが、

だからと言って

『嫌なのに、子供の望に合わせる』

というのは「矛盾」なんですよね。

ですので、家族からドライとか、ヒドイと言われたとしても流れませんし流れないのは

私自身の快を選択する方が子供たちとも快適に過ごせることを知っているから

何を言われても、持ち主の判断に任せる。

「その応援とサポートは穏やかにしよう」と思っていました。

成長した子供の物

今回、私が長男に言われたように

『実家に物を置いている』

という話、よく伺います。

私の周りや、関わるお客さんの中にも、独立したお子さんの物を置いている部屋がずっとあって好きに使えない気苦労を感じられている方、

大人になったお子さんの物で「ご自身のしたい暮らしが叶えられずにいる」方、

わかっているけど「子供に言いたいことが言えない」という方もいらっしゃいます。

ですから、子供たちが言うように今必要ないものは「全部、実家に置いておく」という考え方もよくわかります。

ですが、もし、ほんとは嫌なのに・・

「一般的」だからとか

「あの人がこうだから・・」

といった理由だけで望んでいない選択をしている・・のだとしたら、そこはちょっと改めて見直しが必要かもしれません。

なぜならそれは

「あなたの声」

ではない可能性が大きいから。

自分に素直になるとは

「自分の思いに素直になる」という話しをよく聞きますが、素直というのは決して

子供や周りから嫌われないようにすることではないと思うのです。

自分は嫌。

なのに、そこに合わせる、我慢をする・・のだとしたら自分の声を無視していることになります。

だからもっと

「自分の声」を意識してみてください。

その我慢は、家族だけでなく

自分も笑顔になることですか?

家族も大事だけど

少し先の自分も大事にする。

そんなことをぜひ意識してみてください。

自分を理解するノートの問い

大きくなった子供の物、将来的にはどうしたい?

すでに大きくなった子供の物、本当はどうしたい?

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お片付けコンサルタント つじた信江 4人兄妹の母。子育てに自信がない、夫婦関係最悪から、片付けて家族に応援されながら暮らすようになった方法をお届けしています。