片付く暮らし

効率を考えると 「捨てること」の方が早い。手が止まる時のサイン

「取り出しやすくなったから早速たこ焼き焼いて食べました!」

とメッセージをいただきました。

焼いたという「たこ焼き器」はガスコンロの上に直接置く鉄製。

キッチンを片付けた時、
シンクの下の引き出しの奥から箱に入って出てきたんですよね。

その箱を手に取るまで

「これは使いたい」
「これはもいういらない」

、、と
軽快に手放していたところに手が止まりました。

箱を開け
白い紙に包まれていた
たこ焼き器に錆はなく
手入れをしながら使っていたことが伺えます。

白い紙から取り出し
優しくなでながら

「使ってなかったから
捨てた方がいいかしら、、、?」

と言いました。

一緒に家を片付ける時
一瞬考えたり、手が止まる、、
ということがよくあります。

そしてそういう時
その物への思いを伺います。

買いたかった時のこと。
買った後のこと。

どんな思い出や
したかったことがあるか。

私も手を止めて
お話しを伺います。

片付かない・・と「感じている家」の中には
不要な物だけではなく大切な物も存在しています。

それが、溜まった物で見えなくなる。

手が止まる時は
物を通して自分の声を聴くサインなのです。

効率を考えると
捨ててしまう方が早いし
綺麗に収める方が変化を感じやすいかもしれません。

でもね。
溜め込んだ物って、身体の循環と同じで
根っこにある滞りを緩めなければまた繰り返すことになる。

家は
これまでが見える大事な「場」

大事なものが見えたら
進みたくなるし

そうやって楽しんだら
その後の暮らしは豊かになります。

ちなみに、たくさん手放したその方は
食器棚の空いたスペースに

本当は使いたかった物を
これから使いたいワクワクお楽しみシリーズをまとめました。

そして後日、使いたかった「たこ焼き器」で食卓を囲んだ・・とメッセージをくれました。

したかった楽しい時間を過ごされた行動力も素敵です^^


面倒臭いし
やってもすぐに元に戻る・・・

そんな片付けも、見方を変えるとやってみたくなります。

ちなみに私は自分を大切にする感覚を「家」の中から始めましたよ^^

そんなきっかけにしていただきたい暮らしの講座を開催してます。

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お片付けコンサルタント つじた信江 4人兄妹の母。子育てに自信がない、夫婦関係最悪から、片付けて家族に応援されながら暮らすようになった方法をお届けしています。