片付く暮らし

完璧にしない。不揃いのすゝめ

先日メルマガ読者さんに向けて「片付け相談会」をしました。

年末のお忙しい中ご参加いただきありがとうございました^ ^

物、暮らし、家族
全部違うようだけど
改めて影響し合っているのを感じました。

「今すぐ片付けたくなりました」と、写真を送ってくださったり「のぶりんと話すと元気になります」と言っていただいたり・・そして私も同じようにお会いできて元気をいただき
とても楽しい時間でした。
ありがとうございました^ ^

さて今年もあと2日となりました。

今年はどんな一年でしたか?

「今年はいろんなことができたぞー!」という方、また
「やってみたけど思っていたよりできなかった・・・」という方もいるでしょうか。

今日はそんな
「やってみてもいつも思ったとおりに進まない」
「どうもいつも心残りがある・・」
という時に思い出してみてほしい「完璧に終わらせない」ということをテーマにお届けします。

全て何でも整然と揃っていることがいいとは限らない

先日読み進めた「徒然草」の中に「不揃いなのがいい」と書かれている段がありました。(今年に入って古典を学んでいます)

“物事は整然としているのは良くない未完成でそのまま置いておくのが生命を感じる”

“完璧に・・ではなく、ちょっと作りたいのを残しておく”

そんな話しがあった中、ある方が日光東照宮にある「逆柱」の話をしてくれました。

私もこの時に東照宮の「逆柱」を見たのですが「そんなことまで考えて作ってるんだ・・と驚いたことを思い出します。

柱をあえて一本だけ上下反対にしている「逆柱」。

これには「衰退しない・・」という意味があるのだそうです。

(ちなみにWikipediaには”「建物は完成と同時に崩壊が始まる」という伝承を逆手にとり、わざと柱を未完成の状態にすることで災いを避けるという、言わば魔除けのために逆柱にしたとされている”と書いてありました)

”本来あるべき姿でなくあえて反対にして完璧にしないでおく”

というのは

”完成したら終わりでその先は衰退。でも未完成には向かう「先」がある”

という考え方でもあります。

日本の文化にはこういう素敵な考え方がたくさんあるんですね。
(まだまだ知らないことだらけなので、いつもびっくりしています・・)

実は学生の頃、
「古典」に感じていたイメージは単純で、西洋よりなんとなく遅れている?!と失礼なことを思っていたのですが・・・(御免なさい反省してます)

最近は日本の良さ、日本人の素晴らしさに触れる機会が増え「日本人でよかった」と感じることも増えました。

完璧にする
最後までやり終える
整然と整える

という西洋的な考え方ももちろん大切なこと。

ですがあえて完成させずその先も変化していく

そういう日本的な考え方は実は今も私たちの特性に合うのかもしれません

だからもし
「今年、思うように物事が進まなかった・・・」と、それで落ち込んでいたり
いつもうまくいかないことで「嫌になりそう・・」だとしたら

あえて完成させず変化し続ける・・

そんな風に考えてみるのもおすすめです。

ちょっと作りたいのを残して
これからまたやってみるんだ

そう思うと未完成の「先」へ進みたくなるかもしれないから。

私もまだたくさん、やってみたいことがあるので悩んだ時は「逆柱」を思い出してみようと思います^^

どうぞ「心地いい」年末年始をお過ごしくださいね^^

PS:
年々、年末年始を感じなくなってきているのですが^^;
ヒビが入ったガラスを変えてもらったり、網戸を張り替えたり犬を洗ったり(笑)来年も「心地よく過ごす」準備を楽しんでいます^^

今日はこの後、ノートプログラムにご参加くださっている方たちに向けて「毎年12月31日にしているワーク」を配信する準備をして年末をゆっくり過ごしたいと思ってます^^♪

寒さ厳しき折皆様どうぞ体調などに気をつけてご自愛ください。

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お片付けコンサルタント つじた信江 4人兄妹の母。子育てに自信がない、夫婦関係最悪から、片付けて家族に応援されながら暮らすようになった方法をお届けしています。