片付く暮らし

「おもてなし」のせい?!〇〇のために・・で足りなくなるもの

家の中にお客様用やお下がりありませんか?

実家には昔、お客様用の食器やタオルとお客様用のお布団がありました。

そして洋服には、「お出かけ用」という、よそ行きの服がありました。

新しいキレイな布団やタオルは、まず先にお客様。

そんな習慣に違和感を感じつつも、家を出てから見事に引き継ぎ、

狭い部屋に泊まりに来る人のための”来客用布団”を収め、

引き出物などの食器やタオルは、お客様用として箱のまま仕舞い込み

「もっと収納が欲しーい!」

と言っていました。

ちなみにこの来客用でスペースがいっぱいに・・というのは、片付けに伺うお客さまのところでもよくお見かけします。

例えば、

普段、自分たちが使うものを「普段使い用」と言って

揃えたステキな食器やオシャレなカトラリーと分けて「来客用」とし

素敵な食器をゴールデンゾーンに並べて普段は使わなかったり

ゴールデンゾーンについての記事はこちら

また、来客用でなくても、もう使わない道具とか、子供服のお下がりなど、

いつか誰かにあげるための物が収納スペースの大半を占めていることもあります。

「これはいつまでここに置いておかれる予定ですか?」

と伺うと、

「今置くところがないから持っておいて」

と言われているから持っている・・という優しい方もいます。

心遣いとおもてなし

訪れる人に、快適に心地よく過ごしてもらいたいという気持ちや、

もらってくれる人にいいタイミングで喜んでもらいたいのも、大切なことだと思います。

日本には「心遣い」とか「おもてなし」という素敵な言葉もあるし、相手に心を配って喜んでもらうことで自分も嬉しくなることも確かにあります。

ですが、

もし、ご自分たちが使うスペースに、不足を感じていたり

したい部屋作りはあるけど、物が多くて億劫になっている・・

ということがあれば、あなたの気持ちの方を大事にすることが必要かもしれません。

暮らしを見直すことも「おもてなし」

自分の声は、なんと言っているでしょうか?

空間にゆとりがある。だから「あっても全く気にならない」かしら?

それとも、もっとスッキリした空間で過ごしたいかしら?

自分の声を聴きくとおもてなしができなくなるのでは?

と心配される方もいます。

確かに、自分の声を大事にし始めると変わることはあります。

例えば

今使っているものを手放なさなければならないかもしれないし

すぐにもらってもらえず処分することになったり

断る勇気が必要な場合もあるかもしれません。

ですが、自分を大事にしていくことで得られることもたくさんあります。

例えば、

今ある物の量を把握して自分たちの物を快適に収めると暮らしはより快適になります。

また、長く過ごす環境の快適さは人生の質にも影響しますよね。

だから、お客様を大切にするように、自分たちの今の暮らしを大切にするということも実は大事なことなのです。

心地いい暮らしから満たされた上で、心地よさやゆとりを、お客様や周りへお裾分けする

その方が、気持ちよく自然に「おもてなし」したくなりませんか^^

今の暮らしは快適ですか?

もし暮らしに不足を感じていたり

誰かの物で空間にゆとりがないという心当たりがあれば見直してみませんか?

意識を「今の暮らしに向ける」それだけでも少しずつ変わっていくので、よかったら心がけてみてくださいね。

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お片付けコンサルタント つじた信江 4人兄妹の母。子育てに自信がない、夫婦関係最悪から、片付けて家族に応援されながら暮らすようになった方法をお届けしています。