一人でロイヤルホストに行ったある日のことです。
その日は片付け作業があって大きい目のカバンだったからか、お店の人は広めの4人席に案内してくれました。
注文をしてお水を飲んでいると、向かいの席には4人のマダムが。
そして
「嫁が主人に媚を売っている・・」とか
「娘は気が利くけど嫁は少しも気にしてない」とか
「息子は嫁にうまく言い込まれてる・・」
とちょっと辛辣な言葉が聞こえてきました(笑)
席に案内される前から続いていた会話。
なのでもしかすると私の妄想も入っているかもしれないのですが「渡る世間は・・」的な昭和な物言いに、つい意識はマダム達の方へ(笑)
耳ダンボで聞いていると、どうやらマダムの中の一人が通院している様子。
そして、ご自身のお子さん達の対応の違いを憂いているようでした。
お子さんはおそらく男女で、それぞれ結婚をされている様子。
中でも娘さんが優しいそうでお母さんに良さそうな物を色々買ってきてくれるのだとか。
(暖かい靴下とかマッサージ機とか、その他いろんな物の話をしてました)
ですがマダムの息子さんは話しても知らん顔なのだそう。
昔は母想いの優しい息子さんだったようで(周りのマダムも「あの優しい〇〇くんが?!」と言っていました笑)マダムによると息子が冷たくなったのは「お嫁さんの影響だ」と感じている様子^^;
そんなお嫁さんは、通院している義理のお母さんに向かって
「お義母さん、体が悪いなら整体に行け」
とか言うそうw
(「ひどいでしょ?!」的なマダムに対して「なにそれ使えない嫁!」(←今日のタイトル笑)と、お仲間のマダム達もご立腹でした)
話を聞きながら
「そんなわけ・・・w w」
と、思わず吹き出しそうになりましたが話にすっかり同調しているマダム達は
「それはひどい。」「やっぱりなんだかんだ娘よね」
と言っていました。
「うちはね・・・」と今度は別のマダムの話へ・・・と続いていきそうな流れの中私の食事が到着しマダム達の声から距離を置きました。
「いろんな考え方があるなあ・・」
マダム達の話を聞きながら、マダムからみた世界とそれ以外の世界を感じていました。
例えば、マダムの娘さんは確かに優しい。
ですが
良さそうな物が本当にいいかどうかはわからないのと
その物が家の中に使わない物としてたまらないといいなあ・・
なんて余計なことを考えたり(笑)
また
「整体に行け」と言うお嫁さんは
言い方が本当なら、どうかと思うけど(笑)
マダムの身体のこと考えているかもしれないなあ・・とか。
例えば、同じ「病気」でも、問題がある場所にフォーカスする西洋医学的な考え方と
病気になる原因にアプローチする東洋医学的な考え方みたいに
娘さんとお嫁さんは見ているところが違うかもしれないから。
整体がそれに当たるのか?は分からないけど、お義母さんに「整体へ行け?!」と言う、お嫁さんの言葉は、お母様にとって嬉しくない言葉でもそういう意味では
お義母さんのことを思っていっているかもしれないですよね。
ちなみに私は、マダムのお嫁さんみたいに考える傾向があるので^^;
実はマダムの話を聞いてちょっとドキッとしました(笑)(だから耳ダンボで聞いたのかもしれませんw)
実は「片付け」もこれと同じようなことがあります。
例えば
・片付かない
・リバウンドを繰り返している
という場合、対処療法的な片付けをしていたりします。
例えば
・見えるところだけ片付けたつもりになるとか
・収納や家具を買い足してそこに入れる
などがそれに当たります。
一方
・全部出して一つ一つ向き合うとか
・物が入ってくる入り口、から見直す・・
と言う片付けは東洋医学的な片付け方かもしれません。
片付けたその時だけ整理されている
その時だけ片付くけどその後すぐにリバウンドして続かない・・
という「その時だけ」というのは、短期的になりがちです。
収納を買ってポイっと入れるだけの片付け方より、時間も手間も労力もかかるけれど土台から見直すとリバウンドもしにくいんですよね。
それに一時的な綺麗さより快適も長続きします。
とはいえ、西洋医学、東洋医学が、どちらも大事なように「これが正しい」と言う方法はありません。
ただもし選んでいるやり方がどちらか一方だけに偏りすぎているとしたら、いつもと違うことを試したり真逆のことを試してみるのも大事なことかもしれません。
そんなわけで、マダムたちの会話から片付けでもバランスが大事なだな!と気づかせていただけました。
あなたの片付けはどうですか?偏りがあれば違う見方もお試しください^^